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石井 敏満; 大岡 紀一
Proc. of Joint EC-IAEA Specialists Meeting on NDT Methods for Monitoring Degradation, p.167 - 176, 1999/00
原子力発電プラントの寿命延伸に伴い、監視試験片が減少することが考えられるため、圧力容器や炉心構造の材料の中性子照射ぜい化量を合理的に評価するための新たな手法の確立が必要となる。本研究では、材料の照射ぜい化量の評価に超音波法を用いた非破壊手法を適用するために、中性子照射したA533B1鋼や溶接金属について、音速及び減衰率の測定を行い、これらの超音波特性と41Jシャルピー遷移温度のシフト量との関係を評価した。その結果、遷移温度のシフト量が増大すると超音波音速が減少し、一方、遷移温度のシフト量の増大に伴う減衰率が増大する傾向が認められた。特に超音波横波音速の変化と遷移温度のシフト量との間には、良い相関があることがわかり、照射ぜい化量の非破壊的評価法としての超音波法の有効性が明らかとなった。
高橋 秀明*; M.Suzuki*; 庄子 哲雄*; 近藤 達男
ASME J.Eng.Mater.Technol., 103(10), p.298 - 304, 1981/00
被引用回数:31 パーセンタイル:89.56(Engineering, Mechanical)原子炉圧力容器と配管は、平均応力水準が引張状態のいわゆる高応力比条件下で用いられる部分があり、高温高圧の一次系冷却水と接して腐食疲労効果により、き裂成長の促進が起ることを指摘するとともに、速度を定量的に推定する方法を提案した。き裂の先端におけるメカノケミカル反応を、き裂の力学的状態、ミクロ組織、き裂内化学環のそれぞれの実体に即してき裂先端における活性金属面の生成速度、再不動態化速度、き裂内腐食媒体の更新速度によって評価検討し、結局実験的な方法論として、機械的因子はK、R、K(又は荷重付加速度)をもとに、き裂先端の反応を動力学的に記述することを試みた。その結果、新しいパラメタとして、環境の作用しない、純粋疲労におけるき裂成長速度(時間ベース)〔da/dt〕airを定義してこれをき裂先端の歪速度を代表するものとみなし、各種の破壊力学的因子の寄与とは独立に腐食疲労効果の予測が可能なことを示唆した。
川崎 了
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(8), p.515 - 516, 1973/08
原子炉圧力容器用綱材中に不純物として含まれる硼素は熱中性照射でB(n、)Li反応を起こし、もし不純物硼素量が多ければ照射脆化を促進される。本実験ではFission Track Etching法でASTM A533B綱の溶接による硼素の挙動を調べ、溶接熱影響部において相の結晶粒界に硼素が偏析されることを見出した。一方綱材の照射試験は実験を加速するためしばしば炉心で行なわれるが、このような場合は熱中性子束も多く、溶接で硼素が偏析した試料では局部的に照射脆化に対する硼素の寄与が大きくなる。このような硼素の寄与を考慮して今迄の報告されたいくつかの照射試験結果を考察した。